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この記事は、広報、宣伝、Web担当など、広告・Web・マーケティング領域で働いた経験のある方に向けています。転職で職務経歴書を書くとき、この領域の仕事は「何を担当したのか」が伝わりにくいと言われます。施策の名前は並んでいても、自分の役割や成果が見えない書類は、読む側が判断しにくいからです。ここでは、担当範囲、役割、数字の扱い方、成果物の見せ方に絞って整理します。
職務経歴書の基本的な書き方は職務経歴書の書き方と採用担当に伝わる書き方で扱っています。職種の違いや求められる経験はマーケティング職・広告業界へ転職するにはが参考になります。
担当範囲を切り分けて書く
広報、宣伝、Web担当の仕事は、チームで進める場面が多く、「自分が何をしたか」が埋もれがちです。書くときは、プロジェクトや施策ごとに、次の3点を分けます。
- 目的: 何のために行った施策か(認知を広げる、問い合わせを増やす、採用に使う、など)
- 自分の担当: 企画、制作の進行、原稿の作成、運用、分析など、自分が受け持った部分
- 関わった人: 社内の部署、外部の制作会社、媒体の担当者など、調整した相手
「広報を担当」とだけ書くと、プレスリリースの作成までなのか、取材対応や媒体との関係づくりまでなのかが分かりません。仕事の始まりから終わりまでのうち、どこまでを自分の判断で進めたかを書くと、採用側が役割の大きさを読み取れます。
役割の書き方
企画した側か、運用した側か
同じWeb担当でも、サイトの方針を決める側と、決まった方針に沿って更新を続ける側では、求められる力が違います。「方針を提案した」「既存の運用を改善した」「決まった作業を正確に続けた」のように、役割を言葉で区別します。どれも価値のある経験ですが、応募先の募集内容と合っているかが選考で見られます。
チームの中での立ち位置
「メンバー」「リーダー」と書くだけでは役割が伝わりません。何人のチームだったかを示す場合は、実際の人数をそのまま書くようにします。人数が少ない場合は、少人数ゆえに複数の仕事を兼ねていた経験として、具体的に書けます。
数字の扱い方
この領域では、数字で成果を示すことが推奨されます。ただし、扱い方にはいくつか注意があります。
- 自分の施策の結果と、会社全体の動きを混同しない。全体の数字を、そのまま自分の成果として書かないようにします。
- 比べる期間や条件を書く。「前年と比べて」「施策の前後で」といった、比較の基準を添えます。
- 機密にあたる数字は書かない。予算や売上など、社外に出せない数字は、割合や規模感の表現にとどめるか、面接で口頭で確認します。
- 数字が出ない仕事は、過程を書く。取材の件数、発信の頻度、改善した作業のように、根拠のある範囲の事実を具体的に書きます。
数字を大きく見せるために、根拠のない数値を書くのは避けます。面接で内訳を聞かれたときに説明できなければ、書類全体の信頼が下がります。
成果物の見せ方
制作物や記事、運用したアカウントなどを、選考で見てもらうことがあります。載せる際は、次の点を確認します。
- 勤め先の許可: 社外に出してよい成果物かどうかを、事前に確認します。
- 自分の関わりの範囲: チームの成果物の場合、自分が担当した部分を明記します。
- 公開の形: 公開済みのものはURLや掲載媒体を、非公開のものは概要の説明にとどめます。
- 取引先の情報: 取引先やクライアントの名前を出してよいかどうかは、守秘義務に関わるため慎重に判断します。
成果物の数を多く並べるより、応募先の仕事に近いものを絞って見せるほうが、伝わりやすくなります。
1つの施策を書く型の例
1つの施策を、次の順に並べると、読む側が流れをつかみやすくなります。
- 背景: どんな課題があり、何を目指した施策か
- 自分の役割と担当範囲: 企画、進行、制作、運用、分析のどこを受け持ったか
- 工夫した点: 媒体の選び方、文章の方針、関係者との調整など、判断した内容
- 結果: 期間と比較の基準を添えた事実。数字がなければ、その後の変化を具体的に
- 次に活かしたこと: 施策から得た学びと、その後の改善
これを施策ごとにすべて書くと長くなるため、応募先の仕事に近い施策を選んで詳しく書き、ほかは一行にまとめます。広報なら媒体との関係づくりや発信の経験、Web担当なら運用と改善の経験のように、応募先が重視しそうな部分を厚くします。
書類と面接で内容をそろえる
書類に書いた内容は、面接で質問される可能性が高い部分です。担当範囲や数字の内訳は、口頭でも同じ内容で説明できるように準備しておきます。書類と面接で説明が食い違うと、書類全体への信頼が下がります。応募先ごとに書類を調整した場合は、どの版を送ったのかを手元に控えておいてください。
よくある状況の例(イメージ)
ここからは実在の取材ではなく、よくある状況を組み合わせた例です。
例1: 担当範囲を分けて書いた30代女性(広報)
ある30代の女性は、広報の経験を職務経歴書に書くとき、施策ごとに目的、自分の担当、関わった人を分けました。プレスリリースの作成と媒体への連絡は自分で担当し、取材の同席は上司と分担していたことも、そのまま書いています。面接では、どこまでを一人で進めたかを質問され、書類の内容に沿って答えられたため、役割が正確に伝わりました。
例2: 全体の成果をそのまま書いた40代男性(Web担当)
ある40代の男性は、サイト全体のアクセスの伸びを、自分の成果として書きました。面接で「そのうち自分の施策による部分はどれくらいか」と聞かれ、答えに詰まりました。チーム全体の成果と、自分の担当部分を分けて書いていれば、評価が変わった可能性があります。これもよくある状況のイメージです。
転職の相談先を使う場面
広告・Web・マーケティング領域の経験は、書き方の細かな違いで伝わり方が変わります。この領域に詳しい転職エージェントに相談すると、書類の表現や、応募先ごとの見られ方について意見をもらえることがあります。使い方の注意は転職エージェントを使いこなす活用法で説明しています。
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※マスメディアンは、広告・Web・マーケティング・クリエイティブ領域で働いた経験のある方向けの転職エージェントです。拠点は東京・大阪・名古屋・福岡です。この領域の経験がない方は対象外で、同社を以前に利用したことがある方は対象外になる場合があります。最新の条件は、各社の公式サイトで確認してください。
よくある質問
数字で示せる成果がない場合は、どう書けばよいですか。
取り組んだ内容、頻度、改善した点など、事実として説明できる範囲を具体的に書きます。無理に数字を作る必要はありません。
守秘義務のある仕事は、どこまで書けますか。
書いてよい範囲は勤め先の規則や契約によります。迷う場合は、書く前に勤め先に確認してください。
紹介されているサービスの対象を教えてください。
マスメディアンは、広告・Web・マーケティング・クリエイティブ領域で働いた経験のある方向けの転職エージェントです。この領域の経験がない方は対象外ですので、ハローワークなどの公的な窓口で相談してください。
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